【ネタバレなし感想】キャッツのつもりで観に行こう、ミッドサマー
どうも、すかぺんです
今回見た映画はアリ・アスター監督の「ミッドサマー」でした、、、、、、、
ごめんなさ〜い、、、、正直言ってこの映画にはネタバレもくそもないんですよ。
だってストーリーほぼないんだもん
一応あらすじ言いますね
※ 微微微微微ネタバレあり(あらすじがおおよそのネタバレなので)
〜あらすじ〜
険悪ムードのカップルと彼氏の友達4人で怪しげな村に旅行しに行くよ!ヤバげな儀式してたよ!
はい、以上です。ざっくりだけどあとは何も起きません。
儀式は完遂されるので。
【良かったところ】
・村の儀式、及び村の作り込み方
狂気すら感じるレベルに徹底されてました。文字や美術、食事に至る全てが作り込まれ、本当にそんな村あるのでは?と思わせるくらいには説得力があるし、一貫性を感じられた。
特に村の儀式は一種の正当性すら感じられる。 たぶんアリ・アスターはカルト村を作ったことがある。
・ドラッグ表現
この映画ではかなりドラッグが出てくるが、その表現で普通に酔える。遠近感が掴めなくなる感じや、自然と同化するところなど、実際自分がキメたらこんな感じだろうなーって思いながら見てました。
・ずっと不安で不穏
序盤から終盤まで永遠に不安で不穏な空気が流れます。村社会の疎外感から生まれる怖さや全く違う価値観に乗っ取って平然と行われる儀式には恐怖を覚えました。
【気になったところ】
・設定の作り込み不足
良かったところと矛盾するように思うかもしれませんが、真っ白のシャツのごく小さなシミが気になるように素晴らしい作品であるほど小さな箇所が気になっちゃう。
まず、この時代に携帯が圏外でしかも誰も知らないような村は流石にないと思う。その上、何人も行方不明になったらすぐ見つかっちゃうよ?別にやましいことするために行ったのじゃないから親にも連絡してるでしょ。せっかく頭おかしいほど作り込むのならもっと完璧主義を貫いて欲しかった。
・考える映画ではない
これは半分僕が悪いんですけど、全部何かの伏線かもって思ってしまったんですよね。そうしたらひとつひとつのシーンの細かい部分ばかり意識して、映画を感じる余裕がなくなる。その上見終わった時のガッカリ感にも繋がってしまうので、見る人はなにも考えないようにしよう。これは映画キャッツにも同じことが言えますね。
【まとめ】
序盤からずっと不穏な空気が流れっぱなしで最悪です(いい意味で)
映画としては面白いと思うけど、物語としては中身はないのでそこは注意したほうがいい。
総評すると見るべきだし、面白いけど、見る態度によって大きく変わると言える映画だたまおもいます
あとファニーゲームが好きな人はたぶん好きだと思いますね。